僕達は、トレーニングを行う時に『報酬』として、フードやオヤツをよく使います。
レッスンを受けて下さる飼い主さん達にも、一番最初の宿題として『大好きなオヤツ探し』をお願いする事も多いです。
大好きなオヤツを使う事で、犬達も喜びますし、飼い主さんに対しての執着心も高くなります!(この執着心が後に集中力に繋がるんです😀)
そして、オヤツを使う時に知っていてほしい事があります。
それは「オヤツを食べるか食べないかで、ストレス度合いが分かる!」という事です。
という事で、今回は『オヤツを食べないってストレスサインかも!?』について紹介したいと思います!!
Contents
ストレスサインについて
そもそも犬のストレスサインって、どんなものがあるか知っていますか?
ブログでも紹介していますが、犬達は様々な感情や精神状態をボディーランゲージを使って表現しています。
ストレスサインの種類も様々ですし、ストレスがかかった時に出すサインも犬によって違います。
一見、ストレスサインとは程遠いような行動でも、その仔のサインだったりするんです。
代表的なストレスサインを紹介します。
【主なストレスサイン】
・あくびをする
・全身をブルブルする
・体を掻く
・地面の匂いを嗅ぐ etc…
上記で紹介したサインは、ほんの一部に過ぎません。
その時の状況やストレスの度合いによっても違ってきます。
愛犬の事をよく観察して、愛犬がストレスを感じた時にどんなサインを出すのか知っておくことが大切です!
オヤツを食べないとストレス!?
僕もなんですが・・・
緊張している時って食欲わかないですよね?
実は、犬も一緒なんです😅
初めての場所や苦手な状況など、犬に過度なストレスがかかった場合、今まで好きで食べていたオヤツを急に食べる事が出来なくなってしまう事があります。
また、ストレスと聞くとネガティブなイメージがありますが、嬉しくて大興奮する場合でも同様にオヤツが食べられなくなってしまう事があるんです。
また、オヤツの食べ方でもストレスの度合いが分かります。
オヤツを食べているけど、ガツガツ食べる様になったり、食べているけど味わっていないなど、全く食べられなくなってしまう以外にも反応は様々です。
対策は?
もし、トレーニング中やお散歩中に、何かがきっかけで食べられなくなってしまった場合は、その状況や対象物(動物も)から出来るだけ離れて、落ち着いてオヤツが食べられる場所まで移動してあげて下さい。
オヤツが食べられなくったという事は、それだけ高いストレスを犬自身が感じているという事になります。
高いストレスの中では、楽しくトレーニングなんて出来ませんし楽しくトレーニング出来なければ物事に慣らしていく事も出来ません!
なるべく早いタイミングで犬の変化に気付いてあげて対応してあげる必要があります。
普段から
生活の中で、オヤツが食べられない程のストレスをなるべく抱えない為にも、普段から様々なストレスに対して耐性を付けておく事が大切です!
では、普段から出来る対策を紹介していきます。
お散歩に行こう
お散歩や色々な場所にお出掛けをして、色々な物を見たり、色々な匂いを嗅いだり、色々な音を聞いたりする事は、心身共に健康でいる為にはとても必要な事になります。
ただし、色々な所に、ただ行けばいい訳ではありません!
お出掛けをした先で「楽しかった~✨」「嬉しかった~♪」と思わせてあげる事が大切です。
このポジティブな感情は、犬を色々な物事に対して積極的にしてくれますし、小さなストレスを克服する原動力にもなるはずです。
そして、ストレスを克服出来るということは、達成感を味わう事が出来るので、犬の自信にも繋がります。
知ってあげて
愛犬の事を知ってあげる事も大切になります。
「ウチの仔の好きなモノ・嫌いなモノは何だろう?」
「ウチの仔の得意な事・苦手な事は何だろう?」などなど
愛犬の事を知ってあげる事で、好きなモノを共有したり、得意な事を伸ばしてあげる事が出来ます。逆に、苦手なモノや怖い事から避けてあげたり、時には守ってあげる事にも繋がります。
そして「パパ/ママがいるから大丈夫!」という思いは、犬に自信を持たせてあげる事にも繋がるんです!
大好きなモノってな~に?
大好きなオヤツを見つけてあげる事も大切です。
少し緊張したり、興奮する状況では、フードやボーロだと「いらない!」となってしまう事があります。
ですが、チーズやお肉の様な嗜好性の高いオヤツになると、犬の気持ちも「おっ❤」と変わり、緊張する様な状況も乗り越えられる場合もあります。
ただし、大好きなオヤツが見つかっても油断は禁物です!
大好きなオヤツがあるからといって、犬を無闇にストレスに晒すような事をすると『大好きなオヤツ=ストレス』と関連付けてしまいます。
「このオヤツが出てきたって事は・・・何か良くない事があるんじゃ!?」とオヤツが罠の様になってしまうと大変です。
時には大好きなオヤツに頼る事も必要ですが、犬の様子をしっかりと確認して、無理をさせない様にオヤツを使いながら苦手な物事に慣らしていきましょう。
逃げる事も大切
犬にとって、大きなストレス要因になりそうな物や状況が迫って来る事が事前に分かった場合「逃げる」というのも一つの手です。
飼い主さんの中には、苦手な物事を「克服したい!」という思いから、あえて苦手な物事に近づいてみたり、苦手な状況をグッと我慢させようとする場合があります。
勿論、苦手な事に慣らしていく事は、とても大切です!
ですがその為には、愛犬の事をよく知ってあげて、どんな状況なら乗り越えられるのか、どんな状況なら避けるべきなのかを見極めてあげなければいけません。
愛犬の安心を守ってあげる為にも『逃げる/避ける』という事も、選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は『オヤツを食べるか食べないかで、ストレス度合いが分かる』という事について紹介してみました。
皆さんはお出掛けした先で「オヤツ食べられなくなっちゃった~💦」なんて経験は、ありませんか?
もしかしたら、今回紹介した『ストレスが原因』の可能性もあったかも知れません。
皆さんには「あーウチの仔、オヤツ食べられないんだわー」で終わってほしくないんです!
すぐに改善出来る事ではありませんが、日々の生活の中でも、色々な状況でも、沢山の「楽しい!」を積み重ねていくことで、少しずつ改善していけると思います。
今回の記事が「楽しい!」の積み重ねに役に立てば嬉しいです~(^^)/
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