FUN-GOOD BLOG
Let's have fun dog training !!
犬学

安心してください!簡単ですよ!!(古典的条件付け編)Part2

古典的条件付けアイキャッチ②

前回の記事では、古典的条件付けとは?を紹介しました。

犬とトレーニングをしていて「今は古典的条件付けだな!」なんて思ってトレーニングはしていませんw(みんな考えながらトレーニングしてるのかな?)

ですが、古典的条件付けを使ってトレーニングを行っている事も沢山あるので、実際にどんな風にトレーニングに活用しているのかをご紹介していきます。

トレーニングに活用してみよう!

理論は何となく分かったけど・・・と思っていると思うので、実際に古典的条件付けを使ってトレーニングを行ってみましょう

簡単な内容ばかりなので、是非みなさんもチャレンジしてみて下さい。

名前大~好き!

この練習は、パピークラスや初級クラスなどで、よくレッスンの項目に入れています。

やり方はとっても簡単です。

名前を呼ぶのと同時にオヤツを食べさせてください。

たったこれだけ

名前を呼んで犬にオヤツを与える事で名前に対して良い条件付けを行っていきます。

また、オヤツを与える時に、より飼い主さんの近くで与えられる様に、飼い主さんの手を飼い主さんの足に付けながら与えてあげるとバッチリです。

オモチャの方が好きな仔の場合は、名前を呼んでから飼い主さんの近くで遊んであげてもOKです。

オヤツを与える時にオスワリなどをさせたくなりますが我慢しましょう。

しっかりと名前に対してだけ良い条件付けを行いたいので、名前を呼んだらオスワリなどはさせずにオヤツを与えてあげて下さい。

アイコンタクト近くGOODアイコンタクト離れるNG

触られるの大~好き!

飼い主さんが『触る練習』を古典的条件付けを使ってトレーニングしていきましょう。

犬にオヤツを与えながら全身触っていきます。

オヤツは、ジャーキーやコロコロした小さいオヤツより、舐め取れる様なペースト状のオヤツ(チーズなど)や柔らかく直ぐに髪嚙み切れるオヤツの方が使いやすいと思います。

最初は、オヤツを与えるのと同時に触っていきます。オヤツを与えてから触ってもOKです。

古典的②

効率的に古典的条件付けを行っていくには、触った直後にオヤツを与えた方がいいです。

ですが、触る事自体に嫌悪感のある仔は触る手を避けたり、じゃれ付いたりする可能性があるので、最初は触る事とオヤツを与える事を同時に行っていきます。

【大切なPOINT】

POINT① 短時間で休憩を

最初の頃は、犬が食べている最中に2~3回くらい触ったら触る事もオヤツを与える事も一旦止めて休憩をしましょう。

少し休んだら再度始めてみて下さい。

POINT② 慣れている所から

お尻の方や足先などの末端は、苦手な仔が多いので頭や背中、胸なんかを触ってあげると受け入れやすいですよ。

背中→お尻→シッポの先、肩→前足、腰→後肢、の様に面積の広い所から末端に向けて触ってあげると犬も受け入れやすいでしょう。

オヤツを食べていたら体中どこでも触れるようになれるとVery Good

チャイムの音・・・?

チャイムの音で吠えてしまう仔って結構多いですよね~

チャイムの音も古典的条件付けで、良い条件付けをしていきましょう~

チャイムの音量が変えられる場合は、小さい音から始めてみて下さい。

まずは、細かくちぎったオヤツを沢山準備します。

ご家族の方に協力してもらい、チャイムを鳴らしてもらってください。

1人で練習する場合は、事前にチャイムの音を動画などで録音しておくと便利です。

チャイムを鳴らしたのと同時に、犬の目の前にちぎったオヤツをばら撒きます。
(ばら撒く事がPOINTです!)

一度のチャイムで何度か音が鳴る場合は、音が鳴っている間オヤツを食べ続けられる量のオヤツをばら撒いてあげると良いと思います

もし、オヤツよりもチャイムの音の方が気になるなら、小さい音で試すか音が少しでも小さく聞こえる部屋で試してみて下さい。

チャイムの音が鳴っても気にせずオヤツを食べられるようなら、チャイムの音を鳴らしてオヤツをばら撒く事を繰り返してあげましょう

『チャイムの音=オヤツが出てくる』と条件付けが出来るとGoodです

古典的③

他人からオヤツもらおう!

お友達やお散歩中にすれ違う人や獣医師さんなど色々な方からオヤツを貰ってみましょう。

知らない人や慣れていない人からオヤツを貰う場合は、最高級に大好きなオヤツを使う事をオススメします。

相手の方に「オヤツあげてもらっていいですか?」の断りもお忘れなく

また、人が好き過ぎてしまったり興奮して飛び付いてしまう仔は、オヤツのグレードを下げたり飛び付けないぐらい低い位置でオヤツを貰う癖をつけるのがPOINTです。

逆に人を怖がってしまう仔は、無理に他人からオヤツを貰う必要はありません。

オヤツを貰うことで、逆に緊張をさせてしまい逆効果になる事もあるんです・・・。

そんな時は、他人から貰うのではなく相手の方が近くにいる状態で飼い主さんからオヤツを貰っても良いんですよ。

そんな時は、他人との距離感に注意をしてください。

犬が緊張し過ぎずに落ち着いてオヤツを食べられる距離感だとGoodです

まとめ

いかがでしたか

2回にわたって古典的条件付けを紹介しました。

インターネットの中にも『古典的条件付けの説明』は沢山あります。

ですが、実際の犬とのトレーニングでの活用方法などの資料は余りないので、参考にしてくれたら嬉しいです

僕の記事だけでなく沢山の本や資料も呼んで少しづつ理解を深めていただけたら良いかなと思います。

勿論ですが、今回の記事で古典的条件付けを紹介したので、次回はオペラント条件付けに付いて紹介したいなと思います

是非お楽しみに~(^^)/