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トレーニング

【パピーからシニアまで!】楽しくトリック練習をしてみよう!(スピン編)Part2

スピン2アイキャッチ

皆さん(スピン編)Part1は上手に出来ましたか?

オスワリやトリックなどの行動は、オヤツを使って出来る様になったら終わりではありません。

サインや号令をなどの合図を付けていく事で、飼い主さんとの間により明確な『コミュニケーションツール』を作る事が出来ます。

『コミュニケーションツール』が多ければ、お互いの関係性も深まります。

また、サインや号令を教えていく事は犬達の理解を深めていく事にも繋がるので、是非練習してほしいと思います

という事で、今回は『サイン/号令編』を紹介したいと思います。

合図を教えていきましょう

反対の手からオヤツをあげたり鼻先から手を離し始めると、飼い主さんが回そうとしなくても、犬自身から回る機会が出てきます。

ですが、焦る必要はありませんそれだけ犬のやる気を引き出せている証拠になります。

そして、なんのヒントも無く自分で回れるという事になるので、早めに次の『合図を付ける』練習に切り替えていく事をオススメします

また、合図を付け始める場合犬が混乱してしまう為、同時に2つ以上の合図は教えることが出来ません。

得意な回り方に絞って練習を進めて行きましょう

ただし、毎回同じ回り方をしていると体のバランスが崩れてくるので、たまに反対回りをマグネットなどを使いながら練習してあげて下さい。

では、次のステップは『回る』行動に合図を付けていきましょう。

合図は全部で3パターン

大きく分けて、合図は3つのパターンに分けられます。

・サイン&号令の両方で出来る
サインと号令の合図があるので犬にはとても伝わりやすくなります。

スピン⑰

・サインだけで出来る
サインは視覚的な合図になるので犬には伝わりやすくなります

スピン⑲

・号令だけで出来る
号令は意外と犬には伝わりにくいので、繰り返し練習が必要になります。

スピン⑱

『サイン&号令』『サインだけ』を教えていきたい飼い主さんは、このまま読み進めて下さい。

『号令だけ』を教えていきたい飼い主さんは『号令(声符)を付けよう』に進んでください。

サイン(視符)を付けよう

導入編でも紹介しましたが、サインとは、飼い主さんの体や手の動きを使って出す合図になります。

犬にサインを教えていく場合、先にサインを教えていくとスムーズにレベルアップをする事が出来ます。

【ステップ①】3/4で手を止めましょう

まずは、少しずつ手のサインを小さくしていきましょう。

今までと同じ様に手を回しますが、1周回していた手を3/4(6時~3時)の位置でピタッと止めてしまいます。

もし、犬が1人で1周出来たらVery Good✨

沢山褒めて反対の手からオヤツを与えてあげましょう。

スピン⑭

【ステップ②】1/2で手を止めましょう

【ステップ①】が上手に出来たら、次は1/2(6時~12時)の位置で手を止めてみましょう

「難しいかも~💦」と思う場合は【ステップ①】に戻って練習をしてみて下さい。

スピン⑬

【ステップ③】1/4で手を止めましょう

【ステップ②】が上手に出来てきたら、今度は1/4(6時~9時)の位置で手を止めてみましょう。

手を1/4の位置で止めても上手に回れればVery Good!!

手を少し出すだけで犬自身で回ってくれる様に何度も練習をしていきましょう。

スピン⑬

🐾サインの付け方まとめ🐾

【ステップ①】3/4で手を止めましょう
【ステップ②】1/2で手を止めましょう
【ステップ③】1/4で手を止めましょう

号令(声符)を付けよう

空っぽの手やサインで回れる様になってきたら、いよいよ号令を付けていきましょう

ただし、号令を付ける為には号令を付けたい行動が7~8割完成している必要があります。

もし、空っぽの手やサインなどでも犬が一周回る事が出来ない場合は、空っぽの手かサインで一周回れる様に練習を行ってから、号令を付けていきましょう。

【スピン導入編】でも書きましたが、実際に使っていく号令は何でも構いません。

飼い主さんが言いやすい号令を選びましょう。(号令は、長過ぎず端的なものが使いやすいですよ。)

号令が決まったら、早速号令を付けていきます。

号令を付ける為には、順序が大切になります。

飼い主さんが、しっかりと覚えて練習をしていきましょう

【ステップ①】アイコンタクトが大切

まずは『アイコンタクト』が出来ている事が、とても大切になります。

犬がよそ見をしている時に、号令を言っても伝わりません。

アイコンタクトがしっかりと出来ている状態で、号令を言ってあげて下さい

スピン⑯スピン⑮

【ステップ②】号令の直後に回してあげる

しっかりとアイコンタクトをしている最中に号令を言います。

スピン⑱

号令を言いきった直後(0.3~0.5後くらい)に、空っぽの手かサインで犬をまわしてあげます。

スピン⑳スピン⑲
※写真はオヤツを使って回していますが、空っぽの手かサインで回してあげて下さい💦

号令の後、1秒以上空けて犬を回してしまうと号令と行動が結び付きにくいので注意が必要です。

号令を言った直後に、上手に犬を回すことが出来たら反対の手からオヤツを与えてあげましょう

【NGポイント】号令と同時に回すことはNG!

たまに号令を言いながら犬を回す方がいますが、あまり効果的ではありません。

号令を言われながら回る事で、犬は回る事に一生懸命になってしまい、号令が聞こえていないことが多いんです。

しっかりと犬に号令を聞かせてる為にも、号令を言いきってから回す様に注意しましょう

【ステップ③】ちょっと考えさせよう

【ステップ②】を何度か練習していくうちに、犬自身から動く素振りが出てきます。

少しでも動く素振り出てきた場合は、号令の直後に回すのではなく少し待ってあげて下さい。

号令の後1秒くらい飼い主さんが待ちます。

偶然でも犬が一周回ってくれたら、沢山褒めて沢山報酬を与えてあげましょう

スピン㉑スピン⑰

号令の後1秒ぐらい待っても回らない場合は、すぐに犬を回して報酬を与えてあげて下さい。

犬自身から回る事が難しい場合は、【ステップ②】に戻って練習を続けていきましょう。

犬の様子を見て【ステップ③】の練習に再チャレンジしてみましょう

🐾号令の付け方まとめ🐾

【ステップ①】アイコンタクトが大切!
【ステップ②】号令の直後に回してあげる(同時に回すのはNG)
【ステップ③】ちょっと考えさせよう

【ステップ①】~【ステップ③】を繰り返していくことで犬は「飼い主さんの号令の後は手やサインが出て来て回るんだな・・・?」と学習していきます。

僕達人間と同じ様に犬達も考えながらトレーニングをしています。

トレーニングを繰り返すことで犬達は先回りして考える様になる訳です。

【ステップ①】~【ステップ③】を繰り返し練習をして、一回の号令で回ってくれる様にトレーニングを進めて行きましょう

まとめ

いかがでしたか?

今回は『スピン』の行動をマスターする為に、合図の付け方を紹介しました。

皆さんは、オヤツを使う導入時点でトレーニングが止まっていませんか?

合図を教えていく事で、犬達も理解が深まり、理解の出来ている行動には自信が持てる様になります。

是非、スピンの練習も合図を付ける練習もチャレンジしてみてほしいと思います。

上手に出来たら、反対回りも練習してみて下さ~い(^^)/