『オスワリ』『フセ』『待って』は、犬達に教える3大号令と言ってもおかしくないと思います。
お会いする飼い主さんの中でも、この3つの号令は必ずと言っていいほど教えている事が多いです。
実は『オスワリ』『フセ』『待って』などの姿勢を維持する事や、回り続ける・咥え続けるなどの「行動をやり続ける事」を教えている場合、もう一つ教えないといけない大切な号令があるんです!
それが『解除の号令』なんです!
今回は、あまり知られていない『解除の号令』の大切さなどを紹介していきたいと思います。
Contents
『解除の号令』って何👀?
『解除の号令』とは「動いてもいいよ~」や「その行動を止めていいよ~」と伝える号令です。
姿勢を維持する事や行動をやり続ける事を教えていく場合、いつまで維持するのか いつまでやり続けるのか も教えてあげないといけません。
いつまで維持するのか いつまでやり続けるのか が分からないと、犬達も嫌になってしまい失敗も増えてしまいます⤵(ゴールの分からないマラソンなんて、走りたくないですよね?)
なので、姿勢を維持する事や行動をやり続ける事を教える場合は、必ず『解除の号令』も一緒に教えてあげましょう♪♪
!号令に要注意!
『解除の号令』も犬達にしっかりと教えていく必要があります。
ただし、犬に教えていく号令は基本的には何でもいいんですが『解除の号令』だけは、少し注意が必要です。
特に『解除の号令』を「よし!」にしようとしている、そこの飼い主さん!
要注意です💀💀💀
何故なら、褒める時の「よ~しよしよし!」と褒めている場合、解除の号令の「よし!」との違いが、犬にとってはとても分かり辛いからなんです💦
なので解除の号令を使う時は「OK!」や「フリー♪」などの端的で普段からあまり使わない言葉を選んで、分かりやすい言葉にしてあげましょう(^^)
『解除の号令』を使ってみよう!
では実際に『解除の号令』を使ってみましょう⤴
アイコンタクトと相性抜群
『解除の号令』はアイコンタクトの最後やオスワリ/フセの最後など、行動の最後に使っていきます。
初めて『解除の号令』を使う場合は、アイコンタクトと一緒に練習をしてみましょう🎵
是非!アイコンタクトの記事も呼んでみてくださいね( ̄▽ ̄)↓↓↓
アイコンタクトの練習で解除の号令を使う時は「目と目👀が合っている時」に解除の号令を言うようにしましょう!
よくある間違いで、オヤツをあげた直後や手の中のオヤツを使いきってから解除の号令を言うことがあります。
ですが上記の様に解除の号令を使っていると、犬達が先読みをして「オヤツ貰ったから動いてええんや~」「オヤツ無くなったから終わりで~す」と考えてしまい、犬自身のタイミングで中断(失敗)してしまいます。
ランダムが
毎回毎回、解除の号令が同じタイミングで出ていると、またまた、犬が先読みをして「そろそろ動くタイミングかなぁ~」と、動くタイミングを自分で決めるようになってしまいます💦
(例えば、アイコンタクトを3回やって解除の号令を言っていると、3回目で動く様になってしまいます😥)
最初のうちは飼い主さんもアイコンタクトをしたり、褒めたり、オヤツをあげたり、やることが沢山なので、慣れてきてから解除の号令のタイミングをランダムにしてみて下さい!
解除の号令の後は・・・
トレーニングが良く出来た時は、報酬を沢山あげたいんですが『解除の号令』の後だけは
報酬は無しです!
何故かというと、犬達にとっては動く事自体が報酬になるからです。
また、よりアイコンタクトなどを学習させていく為にも、アイコンタクトが出来ている時にしっかりと報酬を出してあげて下さい。
『解除の号令』の後は、沢山声をかけてあげたり、身体を軽く「ポンポンッ」と触ってあげる程度で十分です(^^)
一緒に動こう♪
『解除の号令』の後は、飼い主さんも一緒に動いてあげて下さい💨
急に『解除の号令』を言っても犬達は「???」なので、一緒に動いてあげる事で『解除の号令』の後に動いていんだよと伝えていきます。
『解除の号令』のポイントをまとめました!
〇姿勢の維持や行動の継続の最後に必ず使う
〇号令は「OK」などの端的な言葉で
〇号令は目と目が合っている時に言う
〇号令のタイミングはランダムに!
〇号令の後は報酬なし! 褒めるのはOK♬
まとめ
いかがでしたか?
「解除の号令なんて初めて聞いた~👂」という方も少なくないと思います(^^)
トレーニングの中でも、よく使う号令の1つになりますので普段の生活やトレーニングに取り入れてみて下さいね~✨