とっても大切!?『褒め言葉』の重要性 !!
皆さんも「犬のしつけ本」などに、よく書いてある「褒めてあげましょう!」という言葉を一度は見た事があるんではないでしょうか?
僕もレッスンの時には、飼い主さんに「褒めて下さい〜!」と声をかける事が多いです。
普段の日常の中でも、オスワリしてる時や、良い仔に待っている時にも「偉いね〜」や「すごいね〜」なんて言ったりします。
ですが・・・
そもそも言葉の分からない犬に褒め言葉を言っても、伝わるんでしょうか?
なぜ、トレーニングの時に褒め言葉を言う必要があるんでしょうか?
今回は、「褒め言葉」について書いて行きたいと思います!!
◯言葉の分からない犬に「褒め言葉」って伝わるの?
まず、僕たち人間と犬とでは、コミュニケーションの取り方が違います。
種類に違いはありますが人間は、主に「言葉」を使ってコミュニケーションをとります。
対して犬は、主に「ボディーランゲージ」を使ってコミュニケーションをとります。
オオカミは、遠吠を使ってコミュニケーションをとる事がありますが、犬同士の中で、遠吠を使ってコミュニケーションをとるという事はあまり無いようです。
なので、そもそも「言葉」を使ってコミュニケーションを取らない為、犬達にとって「言葉」を理解するという事はとても難しいと言われています。
では、なぜ褒め言葉を使うのか・・・?
それは、僕たち人間の「表情」が大きく関わっています。
人間は、「言葉」と同じくらい「表情」がコミュニケーションを取るうえで大切になります。
(「表情で語る」なんて言いますよね?)
人間は、「ありがとう」や「いい子だね」など、ポジティブな言葉を言うときには自然とやさしい表情になります。
反対に、「バカ」や「コラッ」などネガティブな言葉を言う時には自然と表情が強張ります。
犬達は、僕たちの表情をと~ても細かい部分まで読み取り、僕たちの出す空気を感じています。
「いい子だね~」と言われれば、言葉の意味は分かりませんが、「ママの表情が柔らか~い♪なんかいい感じ~!」と読み取り、「ダメでしょっ!」と言われれば、「ママの表情怖い~↓なんか嫌だ~(ToT)」と感じます。
※「怒ると犬が謝ったような表情をする」というのは、実際には犬が謝っているのではなく「ママの表情怖い~」と感じている為と言われています。
なので、「言葉」としての意味は犬達には伝わりませんが、飼い主さんの空気感や雰囲気を出し、伝えるために「褒め言葉」が大切になってきます。
要するに、「褒め言葉」を使うと、飼い主さんの「表情」と「空気感」がとても良くなり、犬達もHAPPY♪になれるということです。
〇なぜ、トレーニング(しつけ)の時に「褒めてあげましょう~!!」って言うの?
上記でも少し書いていますが、犬達に「言葉」の意味を理解させることはとても難しいことになります。
なので、犬達は「いい子だね~」と言われても、逆に「ダメでしょ!」と言われても何のことだか、さっぱり分かりません。
ですが、トレーニングの中で「褒め言葉」を使っていくことで、「褒め言葉」に役割を与えていくことが出来ます。
「褒め言葉」の役割とは、『“報酬が出てくるよ”の合図になる』という役割です。
僕たちの行っているトレーニングでは、報酬を使ってトレーニングを行っていきます。
(報酬とは、オモチャやオヤツなど犬が喜ぶ物/ことを言います。)
トレーニング中に「いい子だね~」「偉いね~」と言いながら、報酬を犬に与えていきます。
そうすることで、犬達は「あ!この言葉は報酬が出てくる時に言われている言葉だね!?」という風に思うわけです。
勿論、「褒め言葉」の後に報酬を与えたからと言って、
すぐに「褒め言葉」=「報酬の合図」になるわけではありません。
習慣的に「褒め言葉」をトレーニングの中で使ってあげる事で少しずつ
「褒め言葉」が「報酬の合図」になっていきます。
「報酬の合図」になるということは、犬達の行動に対して
「今やっていることは報酬に値しますよ」➡「今やっていることは正解ですよ」と伝えることが出来ます。
なので、その瞬間に直接報酬を与えなくても、「褒め言葉」を使って「今やっていることは正解ですよ」と伝えてあげることが出来るわけです。
〇「褒め言葉」は何語でもいいの?
レッスンなどで飼い主さんから「英語で褒めた方がいいですか?」とか、
「号令は、英語の方がいいですか?」などの質問を受けることがあります。
正直、なんでもいいですwww
「褒め言葉の後に報酬が出てくる」という構図は大切になりますが、言葉の種類は関係ありません。
また、「褒め言葉」を言う時に、もの凄いテンションで
「すんご~~~い!!!」「お利口さ~~~ん!!!」と褒める必要もありません。
勿論、飼い主さんの満面の笑顔で「褒め言葉」を言うことは大事なことですが、無理をする必要はありません。
過去にレッスンをさせていただいた飼い主さんの中で、どうしても褒める時に真顔で「イイコダネ」と褒める男性の飼い主さんがいらっしゃいました。
ですが、飼い主さんもそのワンちゃんも、とてもいい関係にありましたし何よりもワンちゃんが、褒められると嬉しそうにしていました。
言葉も褒め方も、あまり気にせず、それぞれの飼い主さんの出来る褒め方で犬達を褒めてあげてください。
いかがでしたか?
「褒め言葉」だけでも大切な役割があり、奥が深いなと思います。
毎日の生活の中で、楽しみながら沢山「褒め言葉」を使ってあげてください~~~♪

