前回の記事ではPART 1という事で『オペラント条件づけとは?』について紹介をしました。

まだまだ内容の濃いオペラント条件づけですが今回の記事では、三項随伴性の『行動』と『結果』の関係性について紹介をしていきたいと思います。

4つの箱って知ってる?

オペラント条件づけを勉強すると必ず出てくる『4つの箱』について紹介をしていきます。

皆さんは4つの箱って聞いたことありますか

行動と結果の関係性を細かく見ていくと4つのパターンに分けられるんです。
その4つのパターンをまとめた表が『4つの箱』になります。

【4つの箱】

オペラント⑤

この絵を見ただけでは、何が何だか分からないと思うので詳しく解説していきます。

4つのパターンを解説する前に行動学で使われている言葉を簡単に紹介をしましょう。

【言葉の紹介】

正・・・・何かが与えられる/何かが起こる事
負・・・・何かが取り除かれる事/何かが無くなる事
強化・・・行動が増える事
弱化・・・行動が減る事(「罰」と言われる事もあります。)

※行動学では『正の強化』『負の弱化』という風に使われます。

慣れていないと少し言葉に違和感を感じるかも知れませんが、勉強をしていく中で少しずつ慣れていきましょう。

それでは、4つのパターンをそれぞれ解説していきたいと思います。

正の強化ってな~に?

オペラント⑥

『正の強化』は、行動の直後に何かが与えられて、その直前の行動が増える事を言います。

動物自身に良い事があると、動物はその直前の行動を繰り返す(行動が増える)という事です。

『良い事』というのは、お金を貰えたり、美味しいオヤツが貰えたりという事も勿論ですが「安心出来る!」「気持ちがいい!」という精神的な良い事も含まれます。

また『良い事』とは、その動物にとって良い事である必要があります。

例えば、僕にとっては「¥1,000あげる」という言葉は神の一言ですが、犬にとっては嬉しい言葉ではありません。

なので、行動を増やす為には、その動物にとって何が『良い事』なのかを知っておく事がとても大切になります。

【正の強化の例】

オペラント⑩

負の強化ってな~に?

オペラント⑧

『負の強化』は、行動の直後に何かが無くなって、その直前の行動が増える事を言います。

動物自身に嫌な事が無くなると、その直前の行動を繰り返すという事です。

こちらも『良い事』と同様に『嫌な事』とは『恐怖』や『不安』など精神的な不安や苦痛も含まれます。

正の強化と同じ様に『嫌な事』も、その動物にとって嫌な事でなければいけません。

なので僕達がどんなに問題ないと思っていても、動物自身が不快感を感じている事もあるので慎重に動物を観察する必要があります。

少しイメージしにくいと思うので例題を見て想像してみてください。

【負の強化の例】

オペラント⑫

正の弱化ってな~に?

オペラント⑦

『正の弱化』は、行動の直後に何かが与えられて、その直前の行動が減る事を言います。

動物自身に嫌な事が与えられると、その直前の行動をしなくなるという事です。

正の弱化は単純に、嫌な事があったら直前の行動はやらなくなるという事ですね。

【正の弱化の例】オペラント⑪

負の弱化ってな~に?

オペラント⑨

『負の弱化』は、行動の直後に何かが無くなって、その直前の行動が減る事を言います。

動物自身に良い事が無くなると、その直前の行動をしなくなるという事です。

【負の弱化の例】

オペラント⑬

まとめ

以上がオペラント条件づけ(行動の結果と行動の増減)についての深堀りになります。

色々な資料を読んだり調べたりすると沢山の例題が出ています。

その例題を読むと何となく想像も出来るし理解した気になるのですが、実際に人間や犬達の行動をオペラント条件づけに当てはめて考えようとすると

これまた難しい・・・

「これは正の強化なのか?」「負の強化なのか?」なんて混乱してしまいます。

個人的には、行動が増えているのか・行動が減っているのかを先に考えて

その後に、何が与えられているのか?何が取り除かれているのか?を考えるようにしています。

『行動が増える』という事は『何か良い事が起きている』か『何か嫌な事が無くなっている』かのどちらで

『行動が減っている』という事は『何か嫌な事が起きている』か『何か良い事が無くなっている』かのどちらかになります。

行動の増減が分かったら、今度は『良い事が起きている』か『良い事が無くなっている』か

『嫌な事が起きている』か『嫌な事が無くなっている』のかを見極めていきます。

僕もまだ、スパーン!と考えが出せないことも多いので、正の強化なのか?負の弱化なのか?簡単な見極め方を知っている方は是非コメントを送ってください